石油の起源が、有機物だと言うことは誰でも知っています。もともとは古代の草木等有機物だったという訳です。
ところがロシアが有機起源説では説明できない深部基盤岩内部の油田を多数発見しています。米国もメキシコ湾で発見しています。
しかし、まだ生物が起源という説をほとんどの国が信じています。ロシアは信じていないにもかかわらず超深度の油層採掘を盛んに行いました。
最近中国がロシアから石油を買っているのはこの豊富な石油の為です。
ところが低深度油層と超深度油層とでは、その圧力と組成が違い、かなり高度な知識がないととんでもないことになる可能性があります。
低深度油層の場合は石油が枯渇すると圧力がなくなり石油が出なくなります。
一方、超深度油層の場合は マントルまでの距離が短く石油を取り出しても噴出圧力が低下しません。また上部マントルの圧力は地殻の圧力より一桁高い為に、地殻破壊を起こす可能性もあります。
また、海底下の地殻は地上の地殻と比べて10分の1程度しかなく地殻が耐えられなくなる可能性が高いのです。
各国は有機起源説を採用し石油に限りがあると唱えていないと、原油価格が上がらないので無機起源説は採用しません。
しかし 有機起源説を採用する為に採掘方法も同じ方法で 超深度採掘を行っていると今に大変なことになる可能性があります